水草水槽にもオススメの鮮やかな熱帯魚
最近のアクアリウム界隈のトレンドは、あざやかな水草を生やしたネイチャーアクアリウムです。
そういった水槽を見て、家に水槽を置きたいと思った方もきっと多いですよね、
まずは、初心者にもおすすめの鮮やかな熱帯魚たちを紹介します。
ネオンテトラ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | ¥50~ |
大きさ | 約3㎝ |
混泳 | ○ |
代表的な小型魚で、よく水草水槽のタンクメイトに選ばれていますね。
小さいため水質の変化にはやや弱いですが、基本をしっかり守れば初心者でも大丈夫。
ネオンテトラを食べてしまうような魚以外となら、なかよく混泳できます。
ハチェット
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | ¥400~ |
大きさ | 約6cm |
混泳 | ◎ |
特徴的な体型で、混泳もしやすいかわいい熱帯魚。
水面付近を好んで泳ぐので、ハチェットを泳がせれば水面付近も鮮やかになります。
とくに中層や底を泳ぐ魚との相性がいいです。
ラミーノーズテトラ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | ¥250~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
頭が鶴のように赤く、尻尾のゼブラ柄が特徴的な小型の魚。
水槽内が暗めでも明るめでもレイアウトを選ばずなじんでくれますね。
ネオンテトラと同じく、自分を食べない魚とはなかよく混泳できます。
チェリーバルブ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | ¥200~ |
大きさ | 約4cm |
混泳 | △ |
全体が褐色で、丈夫で鮮やかな小型魚。
仲間同士で縄張り争いすることもあるので同種同士は少な目がおすすめ。
また、水槽に沸く貝やプラナリアを食べてくれる半面、エビやほかの魚の稚魚も食べてしまうので要注意。
やや臆病なところもあるので、底を泳ぐ魚との相性がいいです。
スマトラ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 200円~ |
大きさ | 約7cm |
混泳 | △ |
特徴的な体色と、アクティブな動きで水槽の中でも存在感のある魚です。
筆者の経験上ではかなり丈夫な魚で、ある程度の水質変化にも対応します。
混泳に関してはやや注意が必要で、オスの縄張り意識が強く、ほかの魚をかじることもあります。
グローライト
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 200円~ |
大きさ | 約4cm |
混泳 | ○ |
鮮やかなオレンジ色の体色が映える小型魚。
テトラの一種で、小型魚にしては丈夫で飼育しやすい種類です。
混泳も、肉食系の魚以外とはうまくいきやすい種類ですね。
ドワーフグラミー
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 800円~ |
大きさ | 約7cm |
混泳 | ○ |
青と赤のコントラストが美しい小型のアナバス。
アナバスの中では温和で、丈夫なので買いやすい魚です。
ペアになるので同種同士で軽く争うことはありますが、比較的小型魚との混泳もしやすい種類です。
アベニーパファ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 400円~ |
大きさ | 約3cm |
混泳 | × |
淡水で飼育できる小型のフグ。
エサは冷凍赤虫など生餌限定ですが、飼育自体は簡単で、小型水槽でも飼いやすく同種同士なら群れで泳がせることもできます。
ただし肉食性が強いので、魚やエビ、貝との混泳はできず、基本的にはアベニーパファ専用の水槽が必要になります。
エンゼルフィッシュ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆ |
価格 | 300円~ |
大きさ | 約12cm |
混泳 | △ |
ひし形の体が特徴的な、代表的な熱帯魚です。
丈夫なうえに水草や流木と相性がよく、飼育下での繁殖もたのしめます。
混泳に関しては、ペアリングするのでやや警戒心が強く、攻撃性を見せることもあるので、なるべく同種ではペアで、同じサイズの魚との混泳は避けたほうが安心です。
弱アルカリ性の水で飼育するおすすめ熱帯魚
ここまで紹介した熱帯魚の多くが中性~弱酸性の水を好む魚たちでした。
混泳の基本は水質が同じことですが、ここから紹介する魚たちは弱アルカリ性の水を好む魚たちです。
丈夫でおなじみの魚たちも多く、カラフルな種類が多いので、鮮やかでトロピカルな水槽を作りたい方におすすめです。
グッピー
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
価格 | 250円~ |
大きさ | 約6cm |
混泳 | ◎ |
色とりどりで、ドレスのようなヒレが人気のおなじみの熱帯魚ですね。
丈夫なうえに繁殖も簡単なので、とくに初心者におすすめの魚です。
混泳もグッピーを食べない魚とはうまくいきやすいですが、同種同士において産地が違うと病気を移しあうことがあるので要注意。
モーリー
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 250円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
ダルメシアン柄やブラウン、ホワイトなど、さまざまな体色を表す人気の魚。
グッピーと近い飼育方法で、比較的丈夫な魚ですが、バルーンモーリーは白点病にかかりやすいのでしっかりろ過と保温が必須。
温和な性格なので、混泳もうまくいくことが多いです。
プラティ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 250円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
黄色や赤など、鮮やかな色が多い人気の魚。
モーリーやグッピーと同じく、繁殖も容易です。
おだやかな魚なので、混泳も容易です。
初心者のボトルアクアリウムにオススメの魚
水草水槽と同じぐらい近年ブームなのが、ろ過フィルターなどを使わずに瓶などで飼育するボトルアクアリウムです。
スペースも取らず、気軽に始められるメリットはありますが、一方で水質の維持が難しいため、丈夫な魚でなければいけません。
慣れてくればほかの魚でもボトルアクアリウムを始められますが、なかでも初心者でも失敗しにくい丈夫な種類をピックアップしてご紹介します。
ベタ(ショーベタ)
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 350円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | × |
さまざまなヒレの形、さまざまな色が魅力の熱帯魚です。
酸欠に強く、水質の適応範囲も広いまさにボトルアクアリウムにぴったりの熱帯魚です。
ただし水温の低下には弱く、好奇心旺盛で闘争心も強いので、混泳が難しく、単独飼育するべき魚です。
アカヒレ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
価格 | 50円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
観賞魚の中でもっとも丈夫と言われる魚。
流通するアカヒレは寒さに強い種類の子孫なので、基本的に室内の気温(15度ぐらいまで)であれば耐えられます。
地味な魚だと思われがちですが、しっかり飼い込めばが画像のようにピンとヒレが立って、くっきりとした体色の美しい魚です。
基本的に温和な魚なので、混泳も難しくありません。
初心者にもオススメのエビ
水槽のお掃除屋さんとしても人気のエビですが、最近はエビ専用水槽を楽しむ方も増えていますね。
身近な生き物で簡単に思えますが、じつは飼育が難しい種類も少なくありません。
今回は色どりどりな初心者にもおすすめのエビたちをご紹介します。
ミナミヌマエビ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 50円~ |
大きさ | 約3cm |
混泳 | ◎ |
日本にも生息する小型の淡水エビです。
水槽内でも繁殖しやすく、エサの食べ残しややわらかい藻などもキレイにしてくれるありがたい掃除屋さん。
高温と薬剤に弱く、ほかの魚に食べられるリスクはありますが、混泳する魚に危害を加えることはほぼありません。
ヤマトヌマエビ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 80円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ○ |
掃除能力が高く人気のエビ。
生まれてすぐは川を下って海で育ち、大きくなると川や沼などに戻ってきます。
ミナミヌマエビに比べると少し丈夫ですが、薬剤には弱く、弱った魚を狙うこともあるので、小型魚の水槽に入れる場合はやや注意が必要です。
レッドビーシュリンプ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆ |
価格 | 400円~ |
大きさ | 約3cm |
混泳 | ◎ |
エビブームの火付け役にもなった人気の淡水エビ。
ほかのエビに比べてやや水質変化などに弱いですが、基本を守れば初心者でも飼育できます。
混泳はミナミヌマエビと同じく可能ですが、薬剤に弱く、価格が高いこともあって専用水槽で飼育することが多いです。
レッドチェリーシュリンプ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 200円~ |
大きさ | 約3cm |
混泳 | ◎ |
あざやかなクリアレッドのボディが鮮やかな淡水エビ。
基本的にはミナミヌマエビと同じ飼育方法ですが、ミナミヌマエビに比べると少しデリケートな印象があります。
混泳に関しては、薬剤に弱く、ほかの魚に食べられるリスクもありますが、水槽が鮮やかになり、掃除屋さんとしても働きます。
初心者にもオススメのお掃除屋さん
エビも藻や食べ残しを掃除してくれますが、魚にも掃除屋さんとして働いてくれる魚がいます。
エビに比べると水質変化に強いので、初心者はまず魚の掃除屋さんの導入がおすすめです。
とくに初心者でも飼育しやすい魚をピックアップしてみました。
青コリドラス(パレアタス)
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆☆ |
価格 | 300円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
花コリドラスとも呼ばれるコリドラスの一種。
もっとも一般的な種類で、丈夫でエサの食べ残しなどを掃除してくれます。
ほかの魚を食べることはほぼなく、混泳水槽でも人気の魚です。
赤コリドラス(アエネウス)
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 300円~ |
大きさ | 約6cm |
混泳 | ◎ |
褐色で、やや大きくなるコリドラスの一種。
青コリドラスほどではありませんが、丈夫で初心者にもおすすめです。
混泳も同様に容易で、お掃除屋さんとして人気の種類です。
白コリドラス(アエネウス アルビノ)
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 300円~ |
大きさ | 約6cm |
混泳 | ◎ |
赤コリドラスのアルビノを固定化した種類。
赤コリドラスよりやや弱いですが、基本を守れば十分飼育できるので初心者にもおすすめです。
コリドラス・ジュリー
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 500円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
まだら模様が目を引くコリドラスの一種。
紹介したほかのコリドラスよりやや弱いですが、基本的な飼育方法を守れば初心者でも飼うのは難しくないでしょう。
混泳も他のコリドラスと同様におすすめです。
セイルフィンプレコ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 500円~ |
大きさ | 約50cm |
混泳 | ○ |
大きな背びれが特徴的なコケ取り魚の代表的な種類。
かなり丈夫な魚ですが、最大50cm、飼育下でも20~30cm程度には成長するので、大きな水槽が必要です。
ディスカスなど、平らで泳ぎが遅い魚に吸い付いてしまうことがあるので、大型肉食魚の水槽などの混泳におすすめです。
オトシンクルス
初心者へのおすすめ度 | ☆☆ |
価格 | 300円~ |
大きさ | 約5cm |
混泳 | ◎ |
小型で人気のコケ取り魚の一種。
ガラス面などのコケを掃除してくれますが、ややデリケートなところがあるので、水槽が安定してから迎えるといいでしょう。
ほかの魚に危害を加えにくいので、混泳にもおすすめの魚です。
初心者にもオススメの迫力肉食魚
肉食魚というと、飼育が難しくお金がかかる印象があるかもしれませんが、かならずしもそうとは限りません。
肉食魚は比較的丈夫で、かつ飼育もシンプルなので、初心者にもおすすめの種類が多いです。
今回は、筆者も初心者の頃に飼育したおすすめの魚たちをご紹介します。
オスカー
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆☆ |
価格 | 600円~ |
大きさ | 約30cm |
混泳 | × |
鮮やかな発色と、ワイルドな顔立ちが魅力的なシグリットの一種。
丈夫な種類で、基本的にエサ食いもいいので、初心者でも飼育は難しくありません。
飼育下でも20㎝を超すので、60㎝以上の水槽が必要です。
混泳はほぼ不可能で、同種同士でもケンカすることが多いため、単独飼育がおすすめです。
シルバーアロワナ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 3000円~ |
大きさ | 約90cm |
混泳 | × |
アロワナの代表的な種類。
よく流通する小さいサイズのうちは、餌付けに手間取るかもしれませんが、ある程度大きくなれば丈夫です。
ただし、最終的に120㎝以上の水槽が必要になるので、置き場所の確保(床の耐荷重)と水温、水質管理にかなりコストはかかります。
大型になることと、見た目のわりにデリケートなことを考えると、単独で飼育するのが望ましいでしょう。
ピラニア・ナッテレリー
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 300円~ |
大きさ | 約25cm |
混泳 | × |
ピラニアの中でももっとも流通している種類。
警戒心が強いのでストレスを与えない飼育が必須ですが、基本的には丈夫な魚です。
肉食魚なので混泳はできず、人間に対してもまれに噛みつくことがあるので、厚手の手袋をつけて掃除するといいでしょう。
ポリプテルスセネガルス
初心者へのおすすめ度 | ☆☆☆ |
価格 | 800円~ |
大きさ | 約30cm |
混泳 | △ |
比較的小型なポリプテルスの一種。
飼育は容易で、水温に気を付ければ初心者でも十分飼育できます。
同種でも口に入るサイズの魚は食べてしまうので、混泳には注意しましょう。
初心者にもおすすめの汽水魚
熱帯魚は多くが川や沼などに生息する淡水魚です。
海に住む海水魚もいますが、なかにはその中間の河口付近などで生息する「汽水魚」もいます。
数は少ないですが魅力的な魚もいるので、管理人の愛する汽水魚もご紹介します。
ミドリフグ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆ |
価格 | 500円~ |
大きさ | 約10~30cm |
混泳 | × |
緑色に水玉模様が鮮やかなフグ。
汽水という難しさはありますが、基本的には丈夫な魚です。
ミドリフグにも4種類いて、サイズは種類によってまちまちです。
肉食性が強く、好奇心旺盛でなんでもかじるため、単独飼育が望ましいです。
ハチノジフグ
初心者へのおすすめ度 | ☆☆ |
価格 | 500円~ |
大きさ | 約10cm |
混泳 | × |
黄色に黒いまだら模様が特徴的な汽水のフグです。
飼育方法はミドリフグと同じですが、経験上ミドリフグよりもやや丈夫なイメージがあります。
ミドリフグと同じく肉食性でなんでもかじるので、単独飼育が好ましいです。
最初の一匹がアクアリウム人生を左右します!
今回紹介したのは、比較的飼育にクセがなく、基本を押さえれば飼育できる魚たちです。
最初に飼育した魚にその後のアクアリウムが影響されることは珍しいことはなく、私も最初に飼育したミドリフグから、さまざまなフグを飼育してきました。
飼育しやすい、失敗しない、というのは魅力ですが、適当な魚を選んで煮え切らない趣味で終わらせてほしくはありません。
ぜひ皆さんも「これだ!」という一匹を見つけて、濃厚にアクアリムを楽しんでいただければと思っていますし、今後もそのお手伝いを続けていきたいと思っています。