プロが答えるQ&A『水槽の大きさの選び方は?』

プロが答えるQ&A『水槽の大きさの選び方は?』
小型水槽

今回も悩めるアクアリストの相談にお答えしていきます!

今回は、新しく水槽を購入したいけど、大きさがわからないという40代女性のNiさんからの質問です。

やさしい熱帯魚さんいつもお世話になっています!
もともとメダカを飼育していて、今回熱帯魚の水槽を新しく立ち上げようと考えています。

水槽も新しく購入する予定なんですが、大きさはどう選べばいいですか?

置き場所との相性も考えたうえで、魚が住みやすいことを前提に選んであげましょう!

今回質問いただいたNiさんは、じつは私がショップ店員だったころのお得意様。

娘さんの自由研究のためにメダカの観察をしたいということで、よくお店に足を運んでいただいていました。

娘さんが私よりオスメスを見分けるのが早かったのをよく覚えています。

そこからアクアリウムにはまって、今回熱帯魚にも挑戦しようと思ったそうで、アクアリウム人口が増えるのはとてもうれしいです!

今回はLINEで来た質問にお答えして、その内容を許可を得たうえで抜粋してご紹介します。

①飼いたい魚はなんですか?

水槽選びの基本は、飼育する魚に対して適切な大きさかどうかがもっとも重要です。

たとえば、30㎝の魚に30㎝幅の水槽だと、泳ぐスペースがなくて窮屈ですよね。

また、大きい魚は水を汚しやすいので、水質維持の意味でも余裕を持った水槽にするといいですね!

これは飼育する魚の種類と数に対して、おおよその適切な水槽のサイズを表した表です。

グッピー(5匹)…………………20~30㎝
プラティ(5匹)…………………30~45cm
バルーンモーリー(5匹)………30~45cm
ネオンテトラ(10匹)……………20~30㎝
エンゼルフィッシュ(2匹)…45~60cm水槽
ショウベタ(1匹)……………15~30㎝
カクレクマノミ(2匹)………45cm~60cm
レッドビーシュリンプ(5匹)…30~45cm

余裕をもって計算した表だけど、ろ過システムなどによってこれでも不十分な場合があるよ!
最初のうちは、数に余裕をもって飼育を始めるのがベスト!

飼いたい魚がまだ決まってなくて、大掃除でスペースができたのでそこに置けるものを探そうと思っていました!

それなら、置ける水槽のサイズから飼育できる魚の種類を逆算してみましょう!

②置き場所から水槽のサイズを選ぼう

水槽 セット ライト

日本の住宅事情だと、水槽の置き場所はそこまで大きく取れませんよね。

万が一のことを考えても、小型水槽を選びたいという気持ちもよくわかりますし、市場もその方向で商品をラインナップしていますね。

とはいえ小型でも水を入れるので、とても重たいのをご存じでしたか?

・水槽の置き場の強度に要注意!

水槽は想像以上に重たいので、水槽を置く台の強度は必ず確認しておきましょう。

大型水槽の場合、床が抜けることも想定しなければいけません。

まずは水槽の置き場が何キロまで耐えられるかで最大サイズのイメージを作りましょう。

大きさ実寸サイズ(幅×
奥行×高さ)
容量(リットル)
10cmキューブ水槽10×10×10cm約1L
20cmキューブ水槽20×20×20cm約7L
25cmキューブ水槽25×25×25cm約15.5L
30cm規格水槽31.5×18.5×24.4cm約12L
30㎝キューブ水槽30×30×30㎝約24L
45cm規格水槽45×24×30㎝約32.5L
45cmワイド水槽45×30×30㎝約40.5L
45cmキューブ水槽45×45×45cm約92L
60cm規格水槽60×30×36cm約64L
60cmワイド水槽60×45×45cm約120L
90cm規格水槽90×45×45cm約180L

すり切りで水を入れることはないので、実際には容量よりも2割ほど少ない水量になるけど、砂利やろ過装置の重さも考えると、容量以上の重さになることもあるので注意!

日本の一般的な住宅では、床の耐荷重が180㎏/mを基準に作られています。

90cm水槽で限界で、90cm水槽でもろ過装置や砂利、水槽台を考えると基準値以上になりますね。

もちろん180㎏以上になった瞬間抜けてしまうというわけではありませんが、長期的な負担を考えると、床は補強してあげたほうが安心です。

学習机の上で強度はありそうだけど、スペース的に30㎝キューブ水槽にしてみようと思います!
飼う魚はエンゼルフィッシュにしようかな?

学習机なら、基本的に耐荷重100㎏以上あるので安心ですね。
台の強度に余裕があって、スペースが30㎝なら、ハイタイプがエンゼルフィッシュにはおすすめです!

③デザイン水槽

メダカ

最近では水槽の形は四角に限らず、ドラム型や池型など、さまざまな形の水槽が販売されていますね。

コンパクトで見た目もよく魅力的ではありますが、初心者の方にはあまりお勧めしません。

というのも、ろ過装置の設置やヒーターなどの設置を前提にしていないものが多く、水質管理が難しいから。

無理に付ければ付かないこともないのですが、やはりリスクがあるので避けたほうがいいでしょう。

もちろんこれらの水槽でも魚は飼育できるので、アクアリウムの基本を学んでから挑戦するのがおすすめですよ!

我が家にもドラム水槽がありますが、意外にもこの狭い水槽にレイアウトすると見栄えするので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

魚ファーストで水槽を選ぼう!

水槽の大きさは、置き場から考えても、やはり中に住む魚を第一に考えるのがベスト。

飼いたい魚の適正容量から選ぶか、水槽のサイズが決まっているなら魚の種類や数を調整してあげるのが理想的ですね。

もちろん死なせないための配慮でもありますが、飼育者からしても無理なサイズの水槽だと手入れの手間が多くなってしまいます。

デザイン水槽も魅力的ですが、同じ理由でやはり避けたほうがいい場合が多いですね。

せっかく新しい水槽を用意するなら、魚がいきいきする環境を作ってあげてくださいね!

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