カクレクマノミ│生き物図鑑

カクレクマノミ│生き物図鑑
カクレクマノミ

映画「ファインディング ニモ」の主人公になったことで、いまや世界一有名な海水観賞魚となったカクレクマノミ。

人気になったことで広く飼育されるようになった反面、飼育に失敗される個体も多く、不遇な魚となってしまった悲しい事実もあります。

今回はカクレクマノミをしっかりと飼育するためにも、カクレクマノミについてしっかり紹介していきます!

学名:Amphiprion ocellaris

スズキ目スズメダイ科クマノミ亜科の海水魚です。

クマノミにもいろいろな種類がいますが、カクレクマノミは比較的細身な種類。

ファインディングニモのクマノミは、公式でカクレクマノミと紹介されたこともありますが、形質的にはイースタンクラウンアネモネフィッシュが正しいとされています。

カクレクマノミ 海水

こちらがイースタンクラウンアネモネフィッシュ。

白いバンドに黒い縁取りがあり、より模様がはっきりしていますね。

ブリード個体においては、黒い縁取りのあるカクレクマノミもよく見かけます。

原産地:太平洋(オーストラリア周辺など)

カクレクマノミは太平洋の温暖な海域のサンゴ礁に広く生息しています。

日本でも奄美大島などで、野生のカクレクマノミが確認されていますね。

ワイルドも多く流通していますが、ブリードに比べて気性が荒いので要注意。

体長:15cm程度

流通するカクレクマノミは3㎝程度の個体が多いですが、成長すると15㎝程度になる中型の魚です。

よく30㎝水槽などでの飼育を勧められることがありますが、成長後には手狭になるため、最低でも45㎝以上の水槽に移してあげましょう。

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適切水温:22~24℃前後

温暖な地域に住む魚ですが、必要な水温はあまり高くありません。

私の経験上は22度程度がもっとも病気の発症がすくなかったので、お店の水槽でも22度に設定していましたが、クーラーが必要になるので家庭では少し温度管理が面倒かもしれませんね。

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適切pH(ペーハー):弱アルカリ性

海水魚のセオリーに外れず、pHは弱アルカリ性が理想的です。

底砂にサンゴ砂を使えば自然と適切なpHを維持してくれます。

小型水槽では中性に近づきやすいので、こまめに水替えしてあげましょう。

寿命:約10年

カクレクマノミは比較的長寿の魚で、飼育下では15年以上生きた記録も少なくありません。

流通個体で当歳(1歳以下)なので、飼育を始めてからも長い付き合いになりますね。

参考価格:1000円~

ブリードが活発に行われている種類なので、流通価格は安定し、1000円前後で取引されることも少なくありません。

ブリードで1匹1000円程度、ブリードで3000円程度を基準にするといいでしょう。

ペアで流通する場合は、やや価格が上がる傾向にあります。

好んで食べる餌:人口餌・冷凍ブラインシュリンプなど

カクレクマノミは雑食性の魚です。

基本的には海水魚用の汎用餌で十分です。

冷凍ブラインシュリンプなども好んで食べるので、小さい個体や繁殖を待つ個体にはタンパク質の多い冷凍エサがおすすめです。

飼育下での繁殖:やや難しい

繁殖中水槽をベストな状態で保ち続ける必要があるので、やや困難ではありますが、ブリードが多く流通していることからもわかるとおり、飼育下での繁殖は可能です。

若い個体をペアで飼育すると、より大きいほうがメスになります。

ライブロックや人口レイアウトなどで2匹がゆうに入れるスペースを作りましょう。

ファインディングニモの冒頭にもあったとおり、巣穴に卵を産んで親が見守ります。

卵は約1週間で孵化するので、ライトを消し、ろ過装置やデフューザーなど水流も止めるか、ごく弱めておきます。

稚魚が確認されたら、プラケースなどで水ごと掬い、サテライトボックスなどに隔離します。

餌は当分のうちはワムシで、大きくなったら活ブラインシュリンプ、人工飼料と徐々に大きくしましょう。

優しい熱帯魚さんからワンポイント

カクレクマノミは初心者にもおすすめの海水魚ですが、海水水槽の管理自体が初心者には困難かもしれません。

海水魚飼育の基本を忠実に守り、こまめに手入れすれば十分飼育できます。

繁殖に関しては、私も産卵までは経験があるのですが、不意なことだったので準備不十分で、その後の育成が困難でした。

ハタゴイソギンチャクなどと共生することも有名ですが、初心者にイソギンチャクの飼育はお勧めしません。

まずはカクレクマノミのための海水水槽の管理をしっかり行うことを重視しましょう。

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