いいことずくめ!ベタの水槽に水草を入れるメリットや注意点とおすすめの水草5選!

いいことずくめ!ベタの水槽に水草を入れるメリットや注意点とおすすめの水草5選!

ベタはベタ自信がきらびやかな魚で、単体でもとても美しいですよね。

そのためあまりレイアウトに凝る人は少ないのですが、もちろんレイアウトをしてあげることでよりベタが映えます。

最近流行りの水草を中心にしたレイアウトは、じつはベタにとってもメリットが多く、おすすめのレイアウトです。

そこで今回は、ベタマニアの私がベタ水槽に水草を植えるメリットや注意点と、おすすめの水草をご紹介します!

ベタと水草の相性は?

ベタ 水草

あまりベタ水槽に入れるイメージのない水草ですが、実際入れて害があったり、面倒だったりはしないのでしょうか?

結論から言えば、私はベタと水草の相性は非常にいいと考えています。

部屋は水草が大好き!

ベタは威風堂々と泳いでいるイメージもあり、闘争心旺盛なことからも気の強い魚だと思われています。

しかしベタはもともと食物連鎖でいえば下位にいる魚で、野生化では外敵に狙われることの方が多いのです。

つまり、水草のように隠れられる場所があると、ベタが落ち着ける環境になる、というわけですね。

水草を入れると、その隙間で寝ている様子もよく見られて愛らしいです。

最近は水草を模した、ベタ用の休み場も販売されていますね。

水草には水質浄化・コケ予防の効果も

ベタはボトルなど小さな水槽で飼育されることが多く、水流が苦手なのでろ過装置(フィルター)も設置しないことが多いですよね。

じつはこれは水槽の水が汚れやすい要素がそろった環境といえるのです。

水量が少なく汚れの濃度が高くなり、汚れの除去を助けるフィルターもないわけです。

しかもベタは肉食性の強い魚で、餌もフンも水を汚しやすいのです。

生きた水草には、そういったフンや餌の食べ残しから出る汚れの一部を養分として利用する性質があり、ろ過装置を設置するほどとは行きませんが水をきれいに保つ効果があります。

泡巣をキープする効果

ベタのオスは水面に泡を集めて、泡巣と呼ばれる塊を作ります。

これはテリトリーのアピールや、繁殖の産卵床にするためのものですが、水の泡なのですぐに散ってしまいます。

水面まで伸びたり、水面に浮いている水草があれば泡巣の基礎になり、崩れにくくキープしてくれるのです。

泡巣がないから死んでしまうということはないのですが、ベタ自信にとっては大切なものなようなので、水草を入れて泡巣を作りやすくしてあげるのが理想的です。

ベタ水槽に水草を入れるときの注意点

ベタ

いいことづくめの水草レイアウトですが、もちろん適当に入れて終わりというわけにはいきません。

ベタにとって有益な水草を入れ、水草が枯れてしまわないように管理する必要があります。

固い水草によるヒレ裂けに注意!

ハーフムーンやデルタテールといったヒレの大きなベタは、ヒレの裂けてしまうリスクが高いです。

流木などの鋭いものは避けるのがセオリーですが、場合によっては水草によってヒレの裂けが起こってしまう場合もあります。

私の場合だと、別な水槽で増えたリュウノヒゲという水草を入れたときに、その隙間をベタが泳ぎ回った結果、ヒレの先が裂けてしまったことがありました。

リュウノヒゲに限らず、固い水草はベタの水槽には入れない方がいいかもしれませんね。

枯れないよう水草の管理

水草は種類によっては育成が難しく、二酸化炭素や肥料を添加するなど、専用の機材が必要になることがあります。

それらはベタには無害なのですが、小型水槽ではベタの泳ぐスペースを圧迫してしまいますし、それなりにコストもかかってしまいます。

枯れた水草は景観を悪くしてしまいますし、なるべく管理の難しくない水草を選ぶのがおすすめです。

塩が入れられなくなる

ベタは淡水魚ですが、ヒレがデリケートなことや、養魚場で円錐の混じった水を使われているという理由から、わずかに塩分を含んだ水のほうが調子を整えやすいです。

しかし水草はたいてい塩に弱いため、水草を入れた水槽には塩を入れることはできません。

また、ちょっと調子を崩した時には塩水浴をさせることもありますが、これももちろんできなくなるので、治療するときには別な水槽にいったん移す必要があります。

もちろん常時塩を入れるのは必須ではないので、水温や水替えなどの管理をしっかりしてあげれば、水草を植えた淡水の水槽でベタを健康に飼育してあげることも可能です。

ベタにおすすめの水草5選

ベタ 水槽

では、実際に私が使った中から、とくにベタとの相性が良かった水草を紹介します。

ここで紹介する水草以外を入れてはいけないというわけではないので、ぜひお店に出向いてお気に入りでベタにも合いそうな水草を選んでみてくださいね。

1.アヌビアスナナ

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アヌビアスナナは丈夫で存在感のある水草です。

1つの株から丸みを帯びて青みの深い葉が密集して生えているので、1株入れるだけでも水槽の景観が締まります。

ある程度の光があれば育成してくれますし、石や流木に植え付けることもでき、植え付けた(活着させた)状態でも売られているので、手軽にレイアウトしたい方にもおすすめですね。


2.マツモ

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金魚藻としてもおなじみの水草です。

細い葉が等間隔に密集して生えていて、透き通った緑色が水槽の印象を明るくしてくれます。

非常に丈夫な水草で、魚が出す養分と、十分な光があればどんどん枝分かれして伸びていきます。

熱帯魚ショップでは1本50~100円と安価で売られているのもうれしいですね。


3.アナカリス

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よく金魚用の水草として売られているおなじみの水草です。

太い茎から、小さくとがった葉が生えていて、どこかジャングルを思わせる見た目をしていますね。

価格も安いですし、丈夫な水草ですが、たいてい5~10本ほどの束になっているので、ベタが泳げるスペースを確保できるよう入れる本数は少なめにしてあげましょう。


4.アマゾンフロッグピット

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浮草の一種で、筆者一押しの水草です。

1つの根から丸く明るい緑色の葉が密集して浮かんでいるので、カエルが休めるというイメージから付いた名前ですね。

根から養分を吸い取るのはもちろん、水槽内への日差しを遮ってくれるので、コケが生えるのを防いで切れる効果も期待できます。

泡巣の基礎としてはこれ以上ない水草で、もちろん育成も簡単な部類ですし、1株200円ほどと値段も安いのでぜひ入れてあげてほしい水草です。

5.サルビニア ククラータ

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同じく浮草の一種で、独特な風貌が魅力です。

羽後枚一枚が筒状に巻いていて、密集して生えるので見た目の存在感がありますね。

大きめのボトル水槽にサルビニアを入れると、とても上品なイメージの水槽になるのでおすすめです。

アマゾンフロッグピットに比べると気温の低下にややデリケートですが、難しい管理はそれほど必要ではありません。

まとめ

今回はベタと水草の相性についてでした。

考えてみれば、ベタももともと野生動物で気の休まる場所があったほうがいいですよね。

改良されて体がデリケートということや、水槽が汚れやすいということを加味しても、ヒレを傷つけるリスクが少なく、水をきれいに保つ効果のある生きた水草との相性はいいですね。

ただし水草にも様々な種類があり、種類によっては管理が難しいものもあるので、ベタに適してかつ管理が手軽なものを選ぶようにしてくださいね。

やさしい熱帯魚さんサテライトではほかにもベタについての情報を公開し、今後も充実させていきますので、興味のある方はぜひまた遊びに来てくださいね!

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