ベタの色が変わった!?ベタの色あせや色変わりの原因と対処法

ベタの色が変わった!?ベタの色あせや色変わりの原因と対処法

ベタは様々な色が美しく、それに魅せられて飼い始めたという人も多いでしょう。

しかし飼育していると、お店で選んだ時の色が変わってしまうこともあります。

今回はそんなベタの色変わりや色あせについて解説します。

ベタの色が変わってしまった場合

ベタの体色の変わり方は2通りあり、まったく別な色に変わってしまう場合と、色が褪せて薄くなる場合があります。

色が変わってしまう場合、たとえば白が多かったはずのベタが青くなってしまったりすることがあります。

これにはどんな理由があるのでしょうか。

飼育方法の変化によって色が変わった

まったく色味が変わってしまった場合、1つの原因として考えられるのが環境の変化によるものです。

一番影響が出るのが餌で、私も餌を変えたタイミングで、白基調だったベタが青みを帯びて真っ青になったことがありました。

これはもちろん病気というわけではなく、自然な変化だといえます。

成長したことによって色が変わった

ベタの色は、じつは何層にもなる色素をもつ細胞の重なりによって表れています。

その色の発現は成長にともなって変わるため、買ったベタがまだ成長途中だった場合、成長によって色が変わることがあります。

とくに青や黒といった色の細胞は表面に近いため、後から発言すると目立ちやすいです。

逆に、青いベタが成長過程で赤色などを表しても、赤を表す細胞は青色の下にあるので目立ちにくく、青がより濃く見える形で変化が現れます。

もちろんこれも病気ではなく、自然な変化だといえます。

ベタの色が薄くなってしまった場合

違う色になるのは解説した通り自然な変化がほとんどです。

しかし、例えば青色が薄く見えるなど、色の発色が悪くなった場合は別です。

この場合は悪い方向に何か変化があった場合が多いので、原因を突き止めて対処してあげるようにしましょう。

水温が低い

もっとも考えられるのが水温の低下です。

水温が低くなると体の代謝なども落ちるため、発色が落ちてしまうというわけです。

この場合の対処法はひとつで、水温を適切な方法で上げてあげることです。

ベタの適正水温は25~28度ほどで、一般的な熱帯魚用ヒーターで十分対応できる水温です。

ボトル飼育などヒーターが物理的に入らない場合は、冬場だけでもヒーターを入れられる水槽に移してあげるのも1つの方法でしょう。

もちろん水温が低いからと言って、お湯を入れたりする対処法はやめましょう。

水質が合っていない

水温が適正にもかかわらず色があせてしまっている場合は、pHなどの水質が合っていない場合があります。

じつはベタの適正な水質はひとえに言えず、弱アルカリ性の水を好むベタもいれば、弱酸性の水を好むベタもいます。

なので、予想でpHを調整してしまうと実はあっていなかったということがよくあるので、中性にしてあげるのが無難です。

または、水合わせ後に色があせてしまった場合は、お店で管理していたpHをのギャップがあり色落ちしてしまった場合もあります。

その場合も基本的には中世にすれば徐々に戻ってくることが多いですが、もし明らかにお店で水質調整をしていた場合はその水質に合わせてあげるといいでしょう。

このときも急激にpHを変えるとpHショックで死んでしまうリスクもあるので、弱酸性に傾けるならヤシャブシの実やアンブレラリーフを、アルカリ性に傾けるならカキガラやサンゴ砂などで緩やかに調整してあげましょう。

また、場合によってはpHではなく水中のミネラルが不足している可能性もあります。

この場合は水替えの頻度をなるべく下げ、塩分を5Lに対して一つまみ程度入れることで回復することがあるので試してみましょう。

病気の初期症状

水温も水質も体の活動に異常をきたすことで体色が落ちてしまうのが原因です。

もちろん病気でも体の活動がおかしくなり、体色が落ちている場合があります。

熱帯魚の病気の多くは症状が目視で確認できますが、その症状が出る前の段階では体色が落ちるという形で現れる場合があります。

しかし体色が落ちているというだけでは病気の診断はできず、治療もどうすればいいのかわかりません。

なので、水質も問題なく、水温も保たれているにも関わらず発色が悪く、かつ体をあまり動かさないようなら塩水浴で対処してあげるのがいいでしょう。

ベタは塩分への耐性が比較的強く、初期の病気であれば塩によって治療効果や抑制効果も期待できます。

もしそのまま進行してしまって症状が現れた場合には、それぞれの病気に適切な治療法に切り替えましょう。

まとめ

ベタの色変わりは突然起こると心配になってしまいますが、自然な変化な場合もあります。

ただし色があせてしまった場合は要注意で、なにか体に負担がかかっている表れでもあるので適切に対処してあげましょう。

いずれにしても普段からよく観察していないと気付かない変化でもあるので、日ごろのお世話を適切に行い、ベタの様子をよく観察して和えてくださいね。

やさしい熱帯魚さんサテライトではベタに関する情報をたくさん紹介していますので、もし興味があればぜひまた遊びに来てくださいね!

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