生き餌よりおすすめ?レオパ用人工餌のレビューと食べないときの与え方【ヒョウモントカゲモドキ】

生き餌よりおすすめ?レオパ用人工餌のレビューと食べないときの与え方【ヒョウモントカゲモドキ】

ヒョウモントカゲモドキは肉食性で、本来コオロギやデュピアなど、生きた餌虫を与えて飼育します。

ヒョウモントカゲモドキを飼育するなら、生きた虫を扱う覚悟は必須と言えますが、うまく慣らせば人工餌を与えることもでき、人工餌には生き餌に勝るメリットもあります。

今回はそんなヒョウモントカゲモドキと人工餌について解説していきます。

レオパに人工餌を与えるメリット

レオパドライ

ヒョウモントカゲモドキの主食として、よく推奨されているのがコオロギやデュピアなどの生きた虫です。

たしかに嗜好性が高く、ヒョウモントカゲモドキも活発になるのですが、実は人工餌にもメリットが多く、個人的には食べるなら人工餌のほうがいいとも思っています。

人工餌もいろいろありますが、下記するようなメリットが生きる商品がおすすめとも言えますね。

栄養バランスが優れている

人工餌の大きなメリットとして、栄養バランスに優れている点が挙げられます。

生き餌の場合、どうしてもキープの状態によって栄養が足りなくなったり、そもそも栄養の偏りがあるため、与えるときに注意が必要な場合もあります。

人工餌ではヒョウモントカゲモドキに必要な栄養素を計算して作られているため、栄養バランスがよく、結果的に肥満防止や病気予防にも繋がります。

消化吸収もいいので、食べているのに身にならないということが少ないのも大きなメリットですね。

コスパがいい

コオロギやデュピアは1匹10~20円と、頻繁に与えることを考えるとややコストが気になりますよね。

繁殖させればコストカットにはなりますが、その分スペースや手間もかかります。

人工餌の場合は1袋で1,000円弱のものが多く、1か月にアダルトのヒョウモントカゲモドキでも1袋食べきらないので、カロリーベースで考えるとかなりコストを抑えられます。

人工餌にも様々な種類があり、与える量も違うので一概には言えませんが、我が家の場合は30%ほどコストカットになりました。

微々たるコストですが、基本的にはビタミンやカルシウムもすでに添加されているので、ダスティングで栄養を調整するコストが必要ないのも助かりますね。

保存が楽

生き餌の場合、こまめに買いに行くのも面倒ですし、何日分かまとめて買うことも多いですよね。

そうなるとキープする手間が発生し、その間死んでしまいよりコスパが悪くなることもあります。

人工餌は、種類によって保管方法は変わりますが、一部は常温保存も可能なので、キープする手間が抑えられるメリットもあります。

筆者はどうしても人工餌を食べない個体のために生き餌もキープしていますが、爬虫類用の棚1段をコオロギとミルワームに占領されているので、省スペースで保存できる人工餌のメリットをひしひしと感じております。

レオパが人工餌を食べないときの慣らし方

用意した人工餌を目の前にぶら下げて、すぐに食べてくれる個体もいますが、たいていは食べてくれないことが多いですよね。

そういった場合は慣らしてあげると食べるようになることもあるので、少し根気よく慣らしてみましょう。

筆者は3つの方法を試してダメなら、あきらめて生き餌を与えています。

ちなみに大前提として、生き餌をピンセットから食べる個体でないと人工餌はまず食べないので、今餌をバラまいてあげている場合は、ピンセットから餌を食べるように慣らしてあげてくださいね。

軽い絶食

ヒョウモントカゲモドキはけっこうグルメな気質を持つ生き物でもあるので、お腹が空いていなければあえて好まない餌を食べないという場合もあります。

もちろん健康に影響のない範囲で、エサを抜くことで人工餌を食べてくれることもあります。

特にベビーやヤングなど、毎日エサを与えるのが当たり前だった個体の場合、あまりお腹が空いていなくて、人工餌に魅力を感じないということもありますね。

ある程度体格が完成してきているなら、2~3日に1回のペースに給餌回数を落とし、お腹が空いたタイミングで人工餌を与えると食べてくれることもあるので、給餌回数の調整がてら人工餌に慣らしてみるのもおすすめです。

もちろん毎日与えないといけないベビーにはこの方法は使えませんね。

人工餌の種類を変える

ヒョウモントカゲモドキはグルメなので、人工餌の違いに気付きます。

もし食べない場合は、違う種類の人工餌に変えてみてもいいでしょう。

特に、フリーズドライ系とゼリー系では食べたり食べなかったりと好みが分かれるので、二種類は用意してみるといいですね。

後ほど筆者が試した各人工餌をレビューして紹介しますので、よければ参考にしてください。

生き餌に匂い付けして慣らす

ヒョウモントカゲモドキは鼻が良い生き物で、うちの子もミルワームもカットして匂いを出さないと食べなかったりすることもあるほどです。

その習性を利用して、生き餌に人工餌の匂いを付けて、人工餌を食べモノとして認識させると、人工餌だけでも食べることがあります。

やり方は様々ですが、柔らかくした人工餌をコオロギなどに付けてピンセットで直接与えたり、ガットローディングに人工餌を使う方法もありそうですね。

筆者もこの方法で何匹か人工餌に慣らしているので、結構勝率の高い方法かと思います。

人工餌に慣らし済みのレオパも?

ヒョウモントカゲモドキ

もしこれからヒョウモントカゲモドキを飼おうと考えている方は、人工餌にすでに慣らしてある個体を選んで購入するのも一つの方法です。

飼料メーカーとしても人工餌を食べてくれるとその後の利益になるので、ショップに人工餌を提供し、ショップはそれを使って人工餌に慣らし、人工餌を食べるレオパとして売ることが多くなりました。

ただし今食べていても生涯人工餌を食べ続けるとは限らず、体調不良やクーリングをきっかけに、人工餌を口にしなくなることも少なくありません。

いずれにせよ、ヒョウモントカゲモドキを飼育する際は、生きた虫を餌として与える覚悟を持ったうえで飼育するようにしましょう。

レオパ用人工餌おすすめ4選

筆者が与えたことのあるヒョウモントカゲモドキ用人工餌を、我が家のレオパの反応を元にレビューします。

あくまで我が家のレオパの反応なので、すべてのレオパが同じ反応を示すとは限らないのであしからず。

筆者もまだすべての人工餌を試したわけではなく、紹介する以外にもヒョウモントカゲモドキ人工餌が発売されているので、気になる製品があればぜひ買って試してみてくださいね。

なお、表記している栄養素については2021年5月流通分の情報ですので、仕様変更などにより変わる可能性があるので、購入前にご確認ください。

エキゾテラ(GEX) レオパブレンドフード


保存方法戻し方食べたレオパ
常温(冷暗所)4匹

筆者が一番最初に試したヒョウモントカゲモドキ用の人工餌です。

比較的安く、GEXさんの商品なので入手もしやすいですね。

アメリカミズアブが主原料で、結構独特な臭いがしますが、我が家でも慣らせば比較的反応が良く、飼育している7匹のうち4匹食べてくれました。

フリーズドライで水で戻すタイプですが、ちょっと崩れやすいので、水に浸すよりは霧吹きなどで水をかけるようにすると硬さが保てて与えやすくなります。

栄養評価は以下の通りですが、ヒョウモントカゲモドキに必要な栄養素は十分配合されているイメージで、レオパドライよりややたんぱく質と脂質が多くなっています。

保存もしやすいですし、値段も安く入手しやすいので、個人的には全然これで問題ないというイメージですね。

保証成分粗たんぱく質…35%以上
粗脂肪…10%以上
粗繊維…5%以下
粗灰分…6.5%以下
水分…10%以下
カルシウム1.3%

キョーリン レオパドライ


保存方法戻し方食べたレオパ
常温(冷暗所)4匹

ヒョウモントカゲモドキ用人工餌としては定番の商品で、たしか同社のレオパゲルの後に発売された商品だったと記憶しています。

特徴としては食感がもちもちしていて、ピンセットでつかんだ時に崩れにくく、小さい個体に対してはカットしてから指で丸めてあげられるのがメリットです。

レオパブレンドに関しては人間は食べたくないと思う匂いですが、レオパゲルは人間もちょっと美味しそうと思えるにおいする気もしますね。(主成分はミルワームなので食べられません)

ひかり菌の効果かはわかりませんが、フンが適度に柔らかく、排便しやすそうなのもメリットです。

ちなみに我が家にはベビー期からレオパドライで飼育した個体も居ますが、特に生き餌を与えたときと比べて成長に劣るということもないですし、むしろ吐き戻しなどが少なくなったので、安心して飼育できました。

ただ、ヒョウモントカゲモドキ自身の反応はレオパブレンドと変わりはあまりなく、レオパブレンドを食べてくれた4匹がレオパドライも食べてくれています。

保証成分蛋白質…33%以上
脂質…6.0%以上
粗繊維…10%以下
水分…10%以下
灰分…11%以下
りん…0.3%以下

キョーリン レオパゲル


保存方法戻し方食べたレオパ
開封後冷蔵3匹(4匹)

ゼリー状のヒョウモントカゲモドキ用人工餌で、確か国内メーカーでは初の人工餌だったと記憶しています。

パックから押し出すようにゼリー状の餌が出てくる新しいタイプの人工餌で、熱帯魚店員時代から餌マニアだった筆者としては結構衝撃的だった印象が残っています。

嗜好性を高めるための作りだそうですが、それによってヒョウモントカゲモドキが食いついたときに千切れにくく、無駄なく食べさせられるというメリットもありますね。

食べたレオパの数が(4匹)となっているのは理由があって、元々4匹食べていたんですが、レオパゲルの特性的に底材が付着しやすく、底材のウォルナッツサンドが付いたレオパゲルを口にしたヒョウモントカゲモドキがびっくりしてその後口にしてくれることがなくなったんです。

鋭い底材を使っている場合は、底材が付かないよう注意して与えたほうがいいかなと思います。

また、開封後は冷蔵保存になりますので、出しっぱなしにしないよう注意しましょう。

ちなみに栄養素がフリーズドライよりも低く見えるのは水分量が多いからで、栄養が劣っているというわけではありません。

保証成分蛋白質…10%以上
脂質…1.0%
粗繊維…2.5%以下
水分…80%以下
灰分…3.5%以下
りん…0.1%以上

レパシー スーパーフード グラブパイ


保存方法戻し方食べたレオパ
常温(戻した後は冷蔵)お湯5匹

日本におけるレオパブーム初期から発売されている歴史の長い人工餌ですね。

パウダー状で、お湯を入れて混ぜることでゲル化するフードです。

パウダー状の時は常温保存可能ですが、ゲル化させたものは冷蔵、もしくは冷凍保存になります。

お湯で戻すときは独特な臭いが強いですが、我慢できないほどではありません。

グラブパイのメリットは、お湯加減によって濃度を変えられる点でしょう。

ヒーターの故障で体調を崩していたレオパが、固形物を食べられないときにグラブパイを柔らかくして与えたら舐めて食べてくれたので安心した経験があります。

また、戻すときにコオロギパウダーなどを混ぜることで嗜好性を上げることもできるので、使い勝手の良い餌という印象ですね。

量が多いので価格が高めですが、食べてさえくれればそこまで気になる額でもないかなと思います。

成分粗蛋白…40%以上
粗脂肪…12%以上
粗繊維…最大15%
水分…最大10%
粗灰分…12%
カルシウム…1.5%

最後に

ヒョウモントカゲモドキ用の人工餌は、ヒョウモントカゲモドキが食べることを前提に、栄養バランスが良く、扱いやすいように設計されていて、生き餌にも勝るメリットもあります。

実際筆者も長らく人工餌に頼っていて、食べる個体に関しては健康に飼育することができています。

ただしどうしても食べない個体がいるのも事実で、食べなければせっかくの栄養バランスも活きません。

ヒョウモントカゲモドキを飼育する場合は、人工餌飼育も一つの方法ではあるものの、ヒョウモントカゲモドキの健康のために生き餌を与えなければいけないことも留意しておきましょう。

優しい熱帯魚さんサテライトではこれ以外にもヒョウモントカゲモドキについての記事を公開していますので、興味のある方はぜひまた遊びに来てくださいね。

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