命に関わる脱皮不全!原因や対処法は?レオパの脱皮について解説!

命に関わる脱皮不全!原因や対処法は?レオパの脱皮について解説!

人間にはない爬虫類の生態として有名なのは、脱皮をすることでしょう。

脱皮はヒョウモントカゲモドキの健康維持にも重要ですが、飼育環境や栄養状態によっては、失敗してしまい、場合によっては命に関わることも。

そこで今回は、レオパの脱皮と脱皮不全について解説します。

まずは脱皮について知ろう!

爬虫類が、定期的に皮膚を脱ぎ捨てる「脱皮」という行動をとることは、多くの方が知っていますよね。

脱皮不全についてより理解を深めるために、まずは脱皮についても、もう少し理解を深めておきましょう。

何故、脱皮するの?

爬虫類の脱皮とは簡単に言うと人間の垢が気付かないうちに落ちたり、毎日のシャワーで体を洗う時に体を擦る事で洗い流れたりする事と同じです。

爬虫類は脱皮をする事で古い皮膚を脱いで新しい皮膚になることで、汚れを落としたり、傷の治癒をしています。

ほとんどの場合、失敗せずに脱皮が完了しますが、問題なく脱皮させる上でいくつか注意点もあるのでしっかりと知識を付けましょう。

脱皮の頻度

脱皮の頻度は個体差がありますが、成長が早いベビーだと7日~10日に一回脱皮するので、月に2、3回。

大人になるにつれて回数は減っていき、月に1回から2回程度になります。

これはあくまでも目安で個体によっては頻繁に脱皮する子もいれば、あまり脱皮しない子もいるので、あまり脱皮しないからといって心配する必要はありません。

脱皮のサイン

レオパは脱皮前になると全体的に体色がくすんだように白っぽくなります。

体色の変化は一目瞭然なのでレオパを飼い始めたばかりの人でもわかりやすいでしょう。

脱皮前のレオパ

脱皮の準備をして体表が白くなる期間は、おおよそ2~3日程度で、神経質な個体はその間餌を食べなくなる事もあります。

あまりに長い間体表が白くなっていると、脱皮不全の可能性があるので注意が必要です。

レオパの脱皮不全

では次に、ヒョウモントカゲモドキの脱皮不全についてです。

場合によっては生死にかかわることもあるので、最低限脱皮不全を起こさせないためのポイントと、脱皮不全の見分け方は覚えておくようにしましょう。

脱皮不全って何?

脱皮不全とは何らかの原因でうまく脱皮が出来ず、古い皮が体に残ってしまう事を言います。

全体に浮いた古い皮が残ったり、部分的に古い皮が残り、白っぽく見えることがあります。

脱皮不全が起こりやすい個体、起こりにくい個体はありますが、原因は主に飼育環境に起因することがほとんどです。

レオパを飼育する上で最も多いトラブルで、脱皮不全を起こすと健康を脅かす原因にもなるので、脱皮の兆候が見られたら飼育環境が適切か改めて確認してあげてください。

脱皮不全になるとどうなるの?

脱皮不全が起こると、残った皮が体を圧迫してしまい、血行が悪くなる事で、壊死してしまうことがあります。

特に脱皮不全の起こりやすい指や尻尾の先は、気づかずに放っておくと欠損してしまうので注意が必要です。

まぶたも脱皮不全が起こりやすく、目が開かなくなってしまい、最悪の場合視力を失ってしまうので、脱皮完了後は入念に皮が残っていないか確認するようにしてください。

レオパ自身も古い皮が残っていると違和感を感じ、なんとか皮膚を脱ごうと体をこすりつけ、傷を作ってそこから感染症になることもあるので、なるべく早めに発見し、対処してあげることが重要です。

脱皮不全が起こる原因と予防方法

ヒョウモントカゲモドキ ベルアルビノ

次に脱皮不全が起こる原因と、その予防法についてです。

先述した通り、脱皮不全はほとんどが飼育環境、つまり飼い主の不手際によって起こるので、飼育環境は必ず保ってあげるようにしましょう。

湿度不足

レオパは本来、乾燥地帯に住んでいますが、湿度不足は脱皮不全の原因になります。

生息地は乾燥地帯であるものの、脱皮に必要な湿度を確保できる岩陰などの湿った場所に身を隠しており、その隠れ家で脱皮するため、飼育下でもその環境を再現する必要があるのです。

ケージ全体の定期的な加湿(霧吹き)はもちろん、ウェットシェルターなどを使用して、局地的に常に湿度が高い場所を作ることも重要です。

とくに空気中の湿度が下がる冬場では、こまめな管理が重要になりますね。

温度不足

変温動物であるレオパは、ケージ内の温度が下がると活動が鈍化します。

脱皮行動はなかなかアクティブな活動なので、温度が不足していて体が動かないと、脱皮もうまくできません。

ケージ内の気温を上げるのはもちろん、体の代謝に関係のある底面温度のどちらもしっかり管理してあげましょう。

レイアウトの不足

意外と意識されにくい部分ではありますが、レイアウトがなにもないケージでも、脱皮不全が起こりやすくなります。

ヒョウモントカゲモドキの脱皮は、まず鼻先をなにかにこすりつけて剥いていき、そこから口などを使って全身の皮膚を剥いていくため、鼻先から綺麗に剥くために擦り付ける場所が重要です。

ウェットシェルターはここでも効果的で、適度にざらついているので鼻先から皮膚を剥くのに適しています。

石や流木などのレイアウトアイテムでも同じ効果はありますが、鋭いものはケガの原因になるので避けましょう。

脱皮と栄養状態

レオパの栄養状態は脱皮に大きく関わってきます。

いくら湿度を保っていても栄養状態が悪いと脱皮不全が起こってしまうので栄養状態には十分注意するようにしてください。

ビタミン、ミネラル、カルシウムなどの栄養素をバランス良く摂取させるために餌にサプリメントをまぶしてから与えたり、レオパに与える生き餌自身に栄養を持たせるために生き餌の餌を栄養のある物にしたりすると、栄養不足を防ぐ事が出来ます。

脱皮不全が起こったらどうすればいいの?

注意していても、脱皮不全を起こしやすい個体などでは、稀に脱皮不全になってしまうこともあるでしょう。

この場合は慌てず、次のような対処法を行いましょう。

湿度を上げて様子を見る

日々こまめに様子を見てあげている場合、脱皮不全になったからと言ってすぐに死んでしまうことは稀です。

目に見えて大きな違和感がない場合、ケージ内の温度と湿度を高めに保ってあげることで、自分で解消することが多いです。

もちろん、目の脱皮不全や、圧迫がある場合など、目に見えて負担の大きい状態の場合はすぐに対処が必要になります。

また、過度な湿気はレオパへの負担にもなるので、湿度を上げるときはビシャビシャにせず、こまめに加湿しましょう。

脱皮を補助

日ごろからハンドリングに慣れている子であれば、脱皮を手伝ってあげましょう。

決して無理に皮をめくったりせず、まずはぬるま湯につけて皮をふやかし、皮がふやけてきたら綿棒やピンセットなどを使ってゆっくり皮を剥がしてあげます。

ぬるま湯は35度程度、レオパの頭がしっかり出る水位で、5~10分程度で十分です。(長湯は湯が冷めて体力を奪うことがあるので注意)

この時もレオパが嫌がる素振りを見せたり、痛がったりする場合、暴れることによる骨折や尻尾の自切のリスクがあるため、無理には剥がさずに慎重に様子を見ながら行ってあげてください。

動物病院へ連れていく

自分で皮を剥がすのに抵抗があったり、上手くいかなかったりする場合は動物病院に連れていきましょう。

特に目の周りは誤って目を傷つけてしまう可能性もあるので、動物病院で処置をしてもらうと安心です。

レオパなどの爬虫類を診てくれる病院はまだまだ少ないので、あらかじめ診てもらえる病院を探しておく事をお勧めします。

いざ病院に連れて行こうと思ってから探し始めても、近くになかなか見つからず、手遅れになってからでは遅いので事前に調べておき、いざというときの準備をしておきましょう。

最後に

脱皮不全はよく見るトラブルですが、命に関わる病気の原因にもなるリスクの高いトラブルです。

まずは脱皮がスムーズにできるよう温度や湿度など、環境を整えてあげることが重要です。

それでも脱皮不全が起こってしまった場合は、慌てず無理な対処をしないよう、適切な対処をしてあげることで、たいていはスムーズに解消できます。

脱皮不全以外のトラブルにも対応できるよう、近所のエキゾチックアニマルに対応できる動物病院は、あらかじめ確認しておきたいですね。

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