パルダリウムをはじめようとした時に「どのような植物を選ぶといいか分からない」と、悩むことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、パルダリウムで育成する植物の特徴や種類に加え、オススメの購入方法などをご紹介していきます!
今回この記事を執筆していただいたのは、youtubeチャンネルも人気上昇中の「native forest」さんです!
管理人も興味のあったパルダリウムについて、初心者にもわかりやすく、とても魅力的に解説していただきました。
ページの最後にはyoutubeチャンネルへのリンクも掲載していますので、ぜひyoutubeも合わせてお楽しみください。
パルダリウムで育てられる植物の特徴について!
ジメジメと高い湿度が好き
パルダリウムは熱帯雨林のような高温多湿の環境を再現したものなので、湿度は60%~100%と多湿の環境が好ましいです。
湿度が低すぎると数時間で元気が無くなる植物も多いので注意が必要です!
薄暗い環境が好き
パルダリウムで育成する植物は、大きな木々が生い茂るジャングルの低地に自生していて、あまり光が届かなく、薄暗い環境で生きています。
そのため、陽の光が入らない部屋でも、蛍光灯の光だけで育成する事が可能です。
背丈が低い植物を選択する
ケージの中は限られたスペースになるため、背が高くなりすぎない植物を選ぶ必要があります。
そのため、事前にどの位大きくなるのかを調べておくと、後々困らないで済みます。
どのような種類の植物がある?
人気の植物は「原種熱帯植物」!
「原種熱帯植物」とは、東南アジアや中南米に自生している、原種の熱帯性植物の事を指します。
アクアリウムで育成する水草の陸上版だと思って問題ないかと思います。
種類も豊富で、新種も見つかっている少しマニアックな植物です。
この「原種熱帯植物」にこだわったレイアウトをする方も多く、非常に魅力的な植物達です!
観葉植物でも大丈夫?
園芸店やホームセンターで販売されている観葉植物も温度や湿度の条件が合えばパルダリウムに導入する事が出来ますが、成長後に大きくなりすぎないものを選びましょう!
また、一般的に売られている観葉植物には、農薬が使われている場合があるので、生き物を導入する場合には注意が必要です。
しかし、どのような農薬が使われていて、爬虫類や両生類にとって、どのような害があるか…はたまた、害は無いのかを素人が判断する事はなかなか難しいと思います。
なので、心配な方は、無農薬と表記されている植物を導入する事をオススメします。
水草はパルダリウムで育つ?
パルダリウムで水草を育てる事は可能です!
注意点としては、水中で育成していた植物をいきなりパルダリウムに導入すると急激な湿度の変化で上手く育たない事があるので、水上葉として販売されているものをパルダリウムで使用する事をオススメします!
名脇役のコケも忘れずに!
パルダリウムの名脇役と言えば「コケ」です!
アクアリウムでコケと言ったら、良いイメージが無いかと思いますが、パルダリウムではコケを重宝しますし、コケを入れると自然感が出て、雰囲気が一気に良くなります!
パルダリウムで使用するオススメのコケは、ホソバオキナゴケやハイゴケ、コツボゴケなど沢山あるので、一度調べてみてください!
植物はどこで購入すると良い?
アクアショップや園芸店などの実店舗
アクアショップや園芸店などの実店舗では、実際に実物を見ながら植物を選べるメリットがありますし、お店の方に植物の特徴などを教えて貰えるので、初心者の方には特にオススメです!
園芸用品やアクアリウム用品を取り扱うネットショップ
園芸用品やアクアリウム用品を取り扱うネットショップは、近くにそのような実店舗が無い方には、非常に便利ですね!
しかし、実際に実物を見て購入する事が出来ないので、サイズ感や成長した姿などを、本やネットで情報収集してから購入すると、失敗は少なくなるのではないでしょうか。
マニアックな「原種熱帯植物」は、メルカリやヤフオクが熱い!
原種の熱帯性植物など、少しマニアックなものは、園芸店やアクアショップで扱っている事は非常に稀です。
このような植物は「原種熱帯植物」に強いアクアショップか趣味家の方がメルカリやヤフオク!などのフリマサイトやオークションサイトで出品している事が大半です。
購入するのが難しいそうに思いますが、やってみると案外簡単だったりするので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
植物イベントではさらにレア植物が見つかるかも!?
パルダリウムで育てるようなマニアックな植物を専門としたイベントも開催されています。
現在は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、対面販売のイベント開催を惜しくも自粛している現状がありますが、今後は対策を取って開催される事を期待しています。
ちなみに植物イベントで有名なのが、「天下一植物界」「BORDER BREAK!」「草ワルン」などがありますので、是非チェックしてみてください!
初心者にオススメの「原種熱帯植物」
せっかくパルダリウム水槽を立ち上げるなら植物にこだわりたいところですが、調べてみるといろいろな植物があり、どれがいいのかすっきり決まらないこともありますね。
そこで、初心者にもおすすめのパルダリウム向けの原種熱帯植物をピックアップしてもらいました!
ベゴニア
品種改良品を中心として人気の高いベゴニアですが、パルダリウムに使用されるベゴニアは原種で、あまり大きくならない物が多いです。
種類も豊富で、個性も強く、パルダリウムには欠かせない植物と言えるでしょう。
セラギネラ
セラギネラは世界中でおよそ800種が発見されており、日本国内でも見る事が出来ます。
青い光を反射する”セラギネラ ウンキナタ”は見た目の美しさから”レインボーファン”とも言われ、最も人気でメジャーな種類です。
他にも特徴的な種類が沢山あり、パルダリウムの主役にも脇役にもなる使い勝手の良い植物です。
ホマロメナ
水草で根強い人気のある”アヌビアス”や”ブセファランドラ”と同じサトイモ科の植物です。
多くのホマロメナに派手な模様は入りませんが、ラメがかっていたり、銀色の葉だったりと控えめではあるが、 どこか質素で美しい雰囲気を醸し出しているそんな植物です。
その他のおすすめ植物
ご紹介した他にも沢山の「原種熱帯植物」がありますので、気になる方は一度調べてみてくださいね!
~原種熱帯植物~
- ジュエルオーキッド
- ネペンテス
- アグラオネマ
- アカンサセアエ
- マルクグラビア
- フィカス
- スキンダプサス
- ピペル
- コケシノブ
- ミクロソリウム
- ブロメリア
まとめ
パルダリウムで育成できる植物は観葉植物や水草、原種熱帯植物と沢山あり、レイアウトの幅は広がります。
自分のお気に入りの植物でパルダリウムを飾ってみてはいかがでしょうか?
次回は「パルダリウムの作り方!バランスの良い綺麗なレイアウト方法をご紹介!」をご紹介していきます!
おすすめyoutubeチャンネルのご案内
この記事を執筆した筆者が運営しているYouTubeチャンネル「native forest(ネイティブフォレスト)」でも、パルダリウムの魅力を発信していますので、よろしければご覧ください!